【書籍紹介記事】大腰筋リリースで起きる驚きの変化！「目醒める!　大腰筋」

医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。

ボディワークの場で感じる心と身体の関係

「施術を受けて身体が楽になったら、気持ちも明るくなった」。

そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな心身の関わりを、特に大腰筋にフォーカスして解説したのが、今回ご紹介する「目醒める!　大腰筋」です。

大腰筋の重要性とリリースすることで起きる心身への効果、そのための方法を解説した本書について紹介していきます。

「目醒める!　大腰筋」の概要

エネルギーあふれる「大腰筋」を探求する旅へナビゲート

　脊椎と下肢をつなぐ人体で唯一の筋肉である「大腰筋」(腰筋)。その重要性について書き尽くしたのが、本書である。
　身体の重心近くに位置する大腰筋は、生体力学の観点からも、解剖学的に重要な場所に位置している。また、中枢・末梢神経系に影響を与えているため、大腰筋リリースを行えば、恐怖や不安からの開放へと導けるという。さらに、筆者はヨガにおける7つのチャクラのうち3つが大腰筋にあることに着目。スピリチュアルエネルギーを引き出すためにも、大腰筋の活性化は必要不可欠だと、本書では述べられている。
　そんな重要な大腰筋を活性化させるためにはどうすればよいのか。「コアを強化するエクササイズ」や「ストレッチエクササイズ」、さらにピラティスやヨガなど、多彩な方法についてイラストで解説。身体にかかわるすべての施術者にとって、新たな気づきにつながる一冊となるだろう。

 収納コンテンツ

●第1部　解剖学的プレリュード
第1章　腰筋周囲の解剖学とバイオメカニクス
第2章　健常な腰筋を維持する
第3章　腰痛の負荷
第4章　腰痛とピラティス

●第2部　腰筋と感情
第5章　つながり　―身体記憶:脳腸相関―
第6章　腰筋の逆襲

●第3部　腰筋とスピリチュアリティ　―エネルギーの解剖―
第7章　私達は何を知っているか?
第8章　腰筋と第1のチャクラ　―筋感覚のバランス―
第9章　腰筋と第2のチャクラ　―水のように流れる―
第10章　腰筋と第3のチャクラ　―機能を呼吸に合わせる―

大腰筋の知られざるエネルギー

身体の奥深くに存在し、上半身と下半身をつなぐ人体で唯一の筋肉である大腰筋。

「多くの人々は、これがどれくらい重要なのか、気づいていない」と著者はいいます。

腹直筋、脊柱起立筋など脊柱を取り巻く筋群として身体のバランスを保持し、股関節では、腸腰筋群の一部として、股関節の屈曲に関わるなど、多くの筋のサポートをしている大腰筋。

さらに、その影響は、呼吸や神経、体全体のエネルギーにも及びます。

身体の中心に位置するがゆえに、過度に働かされている大腰筋。

それに気がつき、酷使されている大腰筋を自由にしてあげることで、本来の重要な役割を果たすことができるというのが本書のテーマです。

解剖学から始まり、最近の研究結果も踏まえながら、その内容は、感情との関わり、身体記憶、腸脳相関、スピリチュアルな面へと展開していきます。

大腰筋の知られざる働きを解明しながら、心、身体、精神の3つすべてのバランスがとれた最適な健康について考えさせられる構成となっています。

エクササイズ、ピラティス、ヨガなど大腰筋のリリース法を 3D イラストで解説！

いかに普段酷使されている大腰筋をリリースするか。

本書では、そのための多彩な方法が紹介されています。

誤った身体を自然な方法でリバランシングする「コンストラクティブ・レスト・ポジション」。

広く普及して成果を上げているコンディショニング・プログラムであるピラティス。

チャクラの点からも大腰筋と関わりが深いヨガ。

そして、身体の奥深くに存在する大腰筋をリリースするためには、「認識する」ことが重要だと著者はいいます。

本書では、イメージを刺激する言葉と、筋の付着部や形状がよくわかる立体的なイラストで、リリース法を解説。

これにより、大腰筋に意識を向け、狙った効果を実現できるようになっています。

そのほか「付録：股関節屈曲であふれる、この世の中」では、座りっぱなしの現代人の生活に警鐘を鳴らし、その対処法も紹介。

忙しい現代社会において忘れられがちなこと、そして、治療家、インストラクターなどすべてのボディワーカーになすべきことを教えてくれる一冊です。

「目醒める!　大腰筋」まとめ

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