申し込み8月6日(土)まで! 第62回 鍼灸経絡治療夏期大学 2022年8月19日(金)~21日(日)開催
経絡治療学会による「第62回 鍼灸経絡治療夏期大学」が、2022年8月19日(金)〜21日(日)の3日間にわたり、東京有明医療大学にて開催されます。
昭和鍼灸史に屹立する鍼灸名人の中でも、とりわけ多くの神話と伝説に彩られている柳谷素霊氏(東洋鍼灸専門学校 初代校長)の教え子である岡部素道氏と井上恵理氏、そして竹山晋一郎氏らにより、古典に還り東洋医学的な鍼灸を見直そうと昭和14年頃に形づくられた伝統鍼灸「経絡治療」。
岡部氏は、今から43年前の1979年の弊誌「医道の日本」の誌面で行った座談会の中で、経絡治療の特徴について次のように述べています。
「なぜ経絡治療が良いかという特徴のほうを言いますと、病名によってツボを覚えるということは、必要ない。
根本的なものを捕まえておけば、何病に拘らず、 腎虚なら腎虚に使うツボ。それにあったツボを取って、本治法をして、その他は、それにあったローカルポイントを取って標治法をやるわけです。
そうすると頭が整理されて、病気に依ってツボを頭においておくってことはないわけです。それが一つの特徴です」
経絡治療は日本の鍼灸業界に大きな影響を与えてきました。鍼灸経絡治療夏期大学は今回で第62回の開催となります。長い歴史がある経絡治療の技術や知識を、著名な先生方から学ぶことができる年に一度の貴重な場です。
申し込み期限は8月6日(土)です!
カリキュラムは、普通科、高等科、研究科、研修科の4つの科ごとに構成されています。小グループ制となっているので、実践的に学ぶことができる点も大きな魅力ですね。
〇開催日: 2022年 8 月 19日(金)~21日(日)
〇会場: 東京有明医療大学
〇カリキュラム
・普通科
テーマ:「診断(脈診)から基本証決定へ」(小グループ制)
六部定位脈診による診断と本治法を学ぶ。鍼の打てない学生からベテラン臨床家まで、能力別クラス編成でそのレベルに応じた個別指導を行う。
・高等科
テーマ:「基本証から応用へ」(小グループ制)
祖脈診による診断とそれにもとづく治療を学び、より多角的な診断能力を身に付ける。
・研究科
テーマ:「病理・病証から証決定へ」(小グループ制)
脈位脈状診による診断と治療を学び、病理病証を把握する。
・研修科
テーマ:「経絡治療の実際と原典の学習」(選択制専門講座・他科の聴講も可)
臨床における診断治療の実際を公開。古典を臨床に活かすための実践的な講義や、歴史的な教養を深める講義などが行われる。
カリキュラム詳細
経絡治療学会ホ―ムページの左メニューにある「夏期大学」カテゴリに掲載されていますのでご確認ください。
http://www.tjmed.com
〇受講料
・会員 45,000円
・一般 55,000円
・学生 40,000円
○持参するもの
鍼灸経絡治療夏期大学要項をご参照ください。
〇予約方法
申込期限 2022年8月6日(土)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScFCKzs3NCwPj_j8yTbayJ-zwkPujoeSgPoi9FogwtXt1zuVA/viewform
〇鍼灸経絡治療夏期大学要項
http://www.tjmed.com/62R4kakidai.html
経絡治療の関連書籍・DVDはこちらから
【DVD】はじめての脈診
出演・監修:岡田明三(経絡治療学会会長)
柳谷素霊に還れ 足跡、思想を通して昭和鍼灸を考察する
編:東鍼校フォーラム・プロジェクト