指圧の基本の「キ」(5)三指圧(示指、中指、薬指)
公開日:2010年12月13日|最終更新日:2022年2月28日
このコーナーでは、初学者のための指圧の基本テクニックを紹介していきます。一見、簡単そうに見えるテクニックにもコツがあり、また狙いがあります。意外とおそろかになりがちなだけに、治療家の方も改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。第5回は「三指圧(示指、中指、薬指)」を紹介します。正しい指圧の方法を学びましょう。
三指圧(示指、中指、薬指)
前回は示指と中指の重ね二指圧についてご紹介しましたが、
今回は三指圧(示指、中指、薬指)のテクニックの紹介です。
示指、中指、薬指の指紋部を使って、
顔面の頬骨部にアプローチするときなどに使います。
外側にスライドさせていきます。
3本の指だと2本指より、広い面積を押すことでき、
表情筋を柔らかくする効果があります。
爪が伸びていると、
痕が残りやすいテクニックなので
爪を切ることを忘れないようにしましょう。
【企画協力】
木下誠(きのした・まこと)
1953年、北海道生まれ。76年、日本指圧学校卒業。浪越指圧本部センターを経て、91年、「指圧の神陽館」開業。日本指圧専門学校非常勤講師、東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科非常勤講師、筑波技術大学保健学科非常勤講師。