指圧の基本の「キ」(4)二指圧(示指―中指の重ね二指圧)
公開日:2010年9月27日|最終更新日:2022年2月28日
このコーナーでは、初学者のための指圧の基本テクニックを紹介していきます。一見、簡単そうに見えるテクニックにもコツがあり、また狙いがあります。意外とおそろかになりがちなところだけに、治療家の方も改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。第4回は二指圧(示指―中指の重ね二指圧)についてです。
二指圧(示指―中指の重ね二指圧)【良い例】
二指圧(示指―中指の重ね二指圧)【悪い例】
前回は母指と示指の二指圧についてご紹介しましたが、
今回は示指と中指の重ね二指圧のテクニック写真です。
このテクニックは狭い範囲にアプローチするのに最適です。
鼻の両側部などがその代表例で、
鼻づまりなどに効果があります。
やり方は示指と上に、同じ手の中指を重ねて
示指の爪の腹で押します。
悪い例としては、鼻をつまんでしまってはいけません。
小鼻をつぶしてしまうことのないように、
的確にアプローチしましょう。
【企画協力】
木下誠(きのした・まこと)
1953年、北海道生まれ。76年、日本指圧学校卒業。浪越指圧本部センターを経て、91年、「指圧の神陽館」開業。日本指圧専門学校非常勤講師、東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科非常勤講師、筑波技術大学保健学科非常勤講師。