指圧の基本の「キ」(3)二指圧(母指―示指対立圧)
公開日:2010年2月15日|最終更新日:2022年2月28日
このコーナーでは、初学者のための指圧の基本テクニックを紹介していきます。一見、簡単そうに見えるテクニックにもコツがあり、また狙いがあります。意外とおそろかになりがちなだけに、治療家の方も改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。
第3回は「二指圧(母指―示指対立圧)」を紹介します。悪い例と見比べながら、正しい指圧の方法を学びましょう。
二指圧(母指―示指対立圧)[悪い例]
二指圧(母指―示指対立圧)[良い例]
今回は二指圧のなかでも
母指と示指を使う方法を紹介いたします。
母指の指紋がある所と、同じ手の示指を使って
アプローチしたい部分を挟み圧して引く。
このテクニックは手指・足指(趾)の施術によく用いられ、
血行を改善することができます。
しかし、悪い例のやり方ですと、
力が入らず圧もかかりにくく、
引くことも十分でありません。
つまむようにではなく、
しっかりと挟むように気をつけて
練習してみましょう。
【企画協力】
木下誠(きのした・まこと)
1953年、北海道生まれ。76年、日本指圧学校卒業。浪越指圧本部センターを経て、91年、「指圧の神陽館」開業。日本指圧専門学校非常勤講師、東京医療専門学校鍼灸マッサージ教員養成科非常勤講師、筑波技術大学保健学科非常勤講師。