【書籍紹介記事】東洋思想最高の経典 !あらゆる中国伝統文化の世界観が見えてくる「まんが易経入門」

医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。
目次
難解なため敬遠されてしまうことも多い『易経』の世界
「易」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは占いではないでしょうか。
あるいは、歴史が好きな人や東洋医学を学ぶ人などは、『易経』という経典の存在を知っているかもしれません。
あらゆる中国伝統文化の考え方のベースとなっている最高の経典『易経』。
そんな『易経』に興味を持った人におすすめなのがこちら、「まんが易経入門」です。 難解な『易経』をまんが形式でわかりやすく解説した本書。 中医、養生学にもつながる東洋思想の真髄に触れることができる本書についてご紹介していきます。
✔️ 占いをきっかけに『易経』に興味を持った人
✔️ 東洋思想の起源について知りたい人
✔️ 東洋医学の根底にある考え方を学びたい人
「まんが易経入門」の概要
「陽極まれば陰生じ、陰極まれば陽生ず」など、「易」に由来する言葉は、私達の生活に深く入り込んでいる。その『易経』は六経の第一の書であり、中国伝統文化の祖である。また、医と易の関係は深く、陰陽五行説をはじめ、中国伝統医学・養生思想はその源を「易経」に発している。本書は深遠な道理をわかりやすく紹介している。
収納コンテンツ
第1章 はしがき(『易経』と圭表)
第2章 『易経』の時空的な背景
第3章 『周易』六十四卦全伝
第4章 天人合一して養生を語る
わかりやすいまんが形式ながらも内容は本格派 !易の思考方式から六十四卦まで完全解説 !

東洋思想や儒教において、重要な6つ経典である六経(『詩経』『書経』『礼経』『楽経』『易経』『春秋』)。
その中でも最高の古典とされているのが『易経』です。
中国最古の哲学書であり、中国文明の世界観と方法論のベースとして、伝統的な文化のあらゆる領域に影響を与えています。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」
誰もがこんな言葉を耳にしたことがあるように、占いという形で捉えられることが多い「易」。
しかし、その真の意義は、宇宙の普遍的な法則の本質を明らかにしていることにあります。
自然の法則に基づいて、過去を理解して、今後を類推し、未来を判断する易の思考方式。
それを知り、自然現象を探求すれば、従うべき法則が必ず見出せるのです。
今日では、『易経』の内容と現代科学との一致が、研究者たちの注目を浴びています。
しかし、書としてまとめられた年代が古く、非常に難解である『易経』。
そんな『易経』をまんがでわかりやすく解説してくれるのが本書なのです。
一文一文に、イメージを膨らませるのに役立つイラストが添えられ、さらに噛み砕いたポイントを吹き出しで解説。
本書の特徴は、読みやすいまんがながらも、内容は非常に濃く、本格派であることです。
奥深く、哲学的な『易経』の言葉を一つ一つ解きほぐし、宇宙の普遍的な法則と、中国伝統哲学の真髄を現代の私たちに伝えてくれます。
本書はまず、古人が「竿を立てて影の長さを見て」作物の栽培時期を知り、天と地の相対的な運動の周期を探り、自然の法則を記録した易の起源から始まります。
そして、この世のすべての要素を2つに分けた陰と陽。
そこに自然界の8つの要素を取り入れた八卦。
さらに森羅万象、自然界のあらゆる変化を表現する六十四卦へ。
易の思考方式に基づいて発展していく様子を順を追って説明していきます。
そして、第3章では、その六十四卦について一つずつ解説。
抽象的な各卦の意味が簡潔なことばとイラストで表現され、頭に入りやすいように工夫されています。
深遠な『易経』の世界を現代の私たちにもわかりやすく見せてくれる本書。
イメージを膨らませながら、味わうように、ゆっくり読んでいきたい一冊です。

医易同源!『易経』の思想には治療に深みを出す知識が満載
『易経』を学ぶこと、それはすなわち東洋医学の源を知ることでもあります。
『易経』とほどんど同じ時期に成立した中国最古の医学書である『黄帝内経』。
「第4章 天人合一して養生を語る」では、五行学説、子午流注、五運六気など、医と易の相関関係を知ることができます。
基を同じくする易の思考方式知り、治療理論への理解を深めてくれる本書。
治療家人生のどこかのタイミングで読んでおきたい一冊です。

「まんが易経入門」まとめ
・読みやすいまんが形式ながら本格的な内容で易の真髄に触れられる
・医と易の相関関係を知り、東洋医学の根底に流れる考えを知ることができる
あらゆる中国伝統文化の最高の経典『易経』の考え方と、そこに流れる思想の真髄をまんが形式でわかりやすく解説した本書。
ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。