【書籍紹介記事】あらゆる東洋医学のルーツが誰でも気軽に読める!「まんが 黄帝内経」
医道の日本社では、最新の施術情報や関連知識の収集に努めている鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、アスレチックトレーナーや美容関係者・ヨガインストラクターの方などに役立つような書籍・DVDを多数取り扱っています。その中でも特にオススメの人気シリーズや、注目のタイトルなどをご紹介していきます。
目次
東洋医学を学ぶ人必読の古典「黄帝内経」
東洋医学を学ぶ上で欠かせない古典「黄帝内経」。
多くの現代語訳や解説書が出版されていますが、読もうと意気込んだものの、挫折してしまったという人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたいのがこちら「まんが 黄帝内経」です。
誰でも気軽に読めて、東洋医学の本質を掴むことができる本書についてご紹介していきます。
✔️ 黄帝内経の入門書を探している鍼灸学生
✔️ 古典を学び直したい治療家
✔️ 東洋医学の思想に興味がある人
「まんが 黄帝内経」の概要
気功、鍼灸、漢方、風水、易、按摩…。あらゆる東洋医学のルーツである黄帝内経素問・霊枢がまんがになった。古典の輪郭をつかみながら、自然と調和して生きることの大切さを感じとることができる。東洋医学の入門書として、 一般人の教養書として最適。
収納コンテンツ
はじめに
「黄帝内経」とは
天人感応図表
十二官図
素問
霊枢
付録
読みやすいまんがながらも独特の味わい深さや自由な解釈の余地は残して表現
「昔の人は、百歳を超えても衰えはなかった」
このような書き出しで始まる黄帝内経。
黄帝と師・岐伯との問答の形で、東洋医学の思想、養生について語った古典名書です。
鍼灸師など東洋医学を学ぼうとする人にとっては欠かすことのできない一冊。
本書ではその必要性について、
「まるでコンピューターにおけるOSのような位置づけ」
と表現しています。
二千年以上も前に誕生し、今なお専門家によって研究が続けられている永遠の聖典であり、聖書でもある黄帝内経。
本書は、この重要な古典をまんがにすることで、誰でも気軽に読めるように現代によみがえらせたものです。
奥深い東洋医学の思想の源流を、まんがというスタイルで表現していく本書。
ときにユーモラスな描写は、難解な古典へのハードルを下げ、親しみやすいものにしてくれます。
医学知識のなかった大昔、古人はどう病気と対応したのか。
自然界のいろいろな現象に出合った時、どう理解したのか。
また、東洋医学の核心であり、黄帝内経全編を貫いている人間と宇宙・自然とのかかわりを重視する思想。
これらを、黄帝内経独特の味わい深い言葉やその余韻、自由な解釈の余地などを残しながら描いています。
初学者にとっては、より深い学びへの入り口になる本書。
すでに臨床に出ている治療家にとっても、患者さんへの説明や生活指導の参考になるおすすめ本です。
今の時代に求められている東洋医学の知恵
黄帝内経の理論は、「科学技術の発達した今日においても大きな役割を果たしている」という本書。
東洋医学の思想やバランス感覚は、健康法にとどまらず、仕事上の意思決定や、日常の人間関係にも役立つ知恵であることを教えてくれます。
季節感がなくなり、過労や過食など、無理をしてしまうことも多いのが、今の私たちの生活です。
複雑化してしまった現代社会において、四季の変化など、自然に沿って生活すること、大きな自然、宇宙を意識すること。
「黄帝内経」の知恵は、今まさに求められているものかもしれません。
鍼灸師や鍼灸学生だけでなく、現代に生きるすべての人に役立つ知恵が学べる一冊です。
「まんが 黄帝内経」まとめ
・一般の人にもわかりやすい表現は患者さんへの説明、指導の場面でも役立つ
・現代の生活にも役立つ、今一度見直したい知恵が詰まっている
東洋医学のルーツがまんがで誰も気軽に読める本書。
今こそ必要とされている知恵を学ぶことができます。
ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。