今日からの国家試験対策!「でる兄 無双の東洋医学概論!」で万全を期す。著者 原田 晃先生にインタビューしました!
本年7月に、国家試験対策問題集『でる兄(でるにい) シリーズ問題集』の第2弾「でる兄 無双の東洋医学概論!」を出版しました。電子版も好評発売中です!
著者は、まもなくシリーズ累計6万部の弊社ロングセラー書籍「イラストで楽しく学ぶインパクトシリーズ参考書」で皆様ご存知のお茶の水はりきゅう専門学校の副校長 原田晃先生です。これまでのシリーズ書籍を通じて、著者である原田先生のファンの方もとても多く、各種学会での書籍販売ブースのサイン会もいつも大盛況です。
「でる兄シリーズ問題集」は、そんな原田先生が、過去の国家試験の出題傾向を累計分析し、実際の授業で学生の方々に接し、受験生が苦手とするポイントを把握した上で、この一冊で国家試験対策ができるようにと、国家試験に必要な知識を可能な限り明確かつ簡潔にまとめたイラスト解説満載の科目別問題集です。在学生は教科書の補助教材として、受験生は国家試験対策として、多くの方々に活用していただいており大好評です。
文字だけの参考書が多い中、原田先生の執筆ならではの、わかりやすく印象に残るように最大限工夫した解説とイラスト、でる兄をはじめとした個性的なキャラクターの絶妙なアシストによって、視覚から内容の理解が深まり記憶へも定着しやすくなる、しかも紙版には赤シート付き!といった、魂のこもった参考書です。
今回は、「でる兄 無双の東洋医学概論!」について詳しく知っていただくために、著者の原田先生に本書についてインタビューしました!
書籍 よく出るぜ!ここがポイント『でる兄 無双の東洋医学概論!』-あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師 国家試験対策問題集について
本書は、原田晃先生執筆による「でる兄 魂の解剖学!」に続く「よく出るぜ!ここがポイント でる兄シリーズ問題集」2冊目であり、待望の「東洋医学概論」参考書です。
東洋医学と西洋医学では人体のとらえ方が異なることから、東洋医学概論では、馴染みのない言葉や考え方を理解して覚えることになります。整理せずにやみくもに記憶しようとしても混乱するのみ。東洋医学概論に苦手意識を感じてしまうことも少なくありません。
本書は、言葉だけでは複雑な内容を、学ぶ側の目線で、一目で理解できるようなイラストで解説。視覚からイメージを膨らませて覚えやすくなるような構成で仕上げています。
また、情報が整理されたチャート形式の問題を解くことで、基本から応用までしっかり段階を追って理解、記憶できるようにも工夫されています。
本書に登場するキャラクターは、でる兄、ゴロツキ、明白(みんぱい)。キャラクターたちのコメントにはヒントが満載。赤シート付きで、すきま時間にも効率よく勉強しやすくなっています。
東洋医学概論は、とても重要な基礎科目です。他の科目の理解にも影響し、将来の臨床の場においてもその知識が必要になります。本書は、直前の国家試験対策にはもちろん、授業の予習・復習にも使える問題集です!
著者 原田晃先生のご紹介
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。伝統工芸の営業、昆虫の研究などの職業を経て、中央医療学園鍼灸学科に入学。卒業後、東京衛生学園臨床教育専攻科に進み、現在はお茶の水はりきゅう専門学校副校長。全国鍼灸マッサージ協会公認 スポーツトレーナー。
累計5万部突破の『イラストで楽しく学ぶインパクトシリーズ参考書』の「ボーンインパクト」「徒手検査インパクト」「神経インパクト」「血管インパクト」「経穴インパクト」「生理学インパクト」、「でる兄 魂の解剖学!」(以上、医道の日本社)など著書多数。
原田晃先生にインタビューしました!
――好評を博した前作「でる兄 魂の解剖学!」ですが、原田先生の元に寄せられた学生や読者からの反応はどのようなものでしたか。
原田 多くの最終年生の学生の方々様が、国家試験対策として拙著を選んでくれています。昨年度に卒業した方から、「解剖学はこの本だけで大丈夫でした!」という嬉しいご報告も受けました。
――今回、でる兄シリーズ第2弾として東洋医学概論を選んだのはなぜですか。「でる兄 無双の東洋医学概論!」刊行までの経緯をお聞かせください。
原田 これまでに学生さんから何度か「東洋医学の本は書かないのか?」という問い合わせをいただいておりました。また、私自身も、学生時代に大変苦労した東洋医学概論を、何とか分かりやすく楽しい書籍にできないものか?と常々思っていました。そんな折、医道の日本社様から、「でる兄シリーズ」で全ての科目の問題集を作成するという機会をいただき、誠に僭越ながら「でる兄 無双の東洋医学概論!」を執筆させていただくことになりました。
――先生ご自身は学生時代に、東洋医学概論にどのような印象をお持ちになり、どのように向き合ってこられたのでしょうか。
原田 東洋医学概論の勉強に関しては、正直なところ、鍼灸学校の2年生まではきちんと向き合ってきませんでした。定期試験ではキーワードみたいなものを、ただただ意味も分からず丸暗記してやり過ごしていたのを思い出します。3年生になり教員養成科の受験を決め、初めて東洋医学概論とキチンと向き合いました。そこでこれまでまともに読んだことがなかった東洋医学概論の教科書をじっくり読み、遅ればせながら「なんて面白いんだ!」と気づき、そこからは楽しく勉強しました。
――苦手意識を持つ学生が多い東洋医学概論ですが、先生が多くの学生を見ていて、どんなところでつまずいていると思いますか?
原田 私自身もそうでしたが、東洋医学概論の勉強でつまずいてしまう学生さんは、東洋医学的な身体のとらえ方を、西洋医学的な身体のとらえ方で解釈しようとする癖があるのだと思います。そうすると、「気」とか「精」とか、西洋医学的には実態がつかみにくい概念が出てくると理解が難しくなり、苦手意識が芽生えてしまうのではないかと思います。
――今作で、東洋医学概論をわかりやすく伝えるために、特に意識したことは何でしょうか。
原田 自分自身が学生時代、どんな箇所で東洋医学概論に苦手意識を持ってしまっていたのかをよく考えました。そして、その箇所の説明には、ちょっと笑えるようなイラストを使い、学生さんの記憶に残してもらえるように意識しました。
――新キャラ・ゴロツキが繰り出す、「語呂合わせ」の大技ゴロゴロファイヤー。みんなが苦労するポイントが押さえられた受験生必見の語呂合わせですが、これらはどのように思いつくのですか?
原田 「語呂合わせ」を作りたい語を紙に書きだして、右に左、上や下に移動させたり、違う読み方をしてみたりしているうちに出来上がります。
――鍼灸マッサージの専門学校には、スポーツ系など、東洋医学にあまり関心がなく入学してきた学生もいると思います。東洋医学概論への興味の持ち方、面白がるコツはなんでしょうか。
原田 学生のうちはなかなか難しいかもしれませんが、実技や実習などで、患者役あるいは患者さんの身体、疾病を東洋医学的に解釈する試みを積極的に行うと良いかもしれません。東洋医学を机上の理論にしないで、実際に鍼灸治療に生かしてみると面白くなってくると思います。
――夢に向かって東洋医学概論の学習に取り組んでいる学生にメッセージをお願いします。
原田 私は、今からちょうど20年前に鍼灸師の国家試験をパスして鍼灸師になりましたが、今現在でも、鍼灸師になって本当に良かったと思っています。鍼灸師の養成学校で教員をして、色々な素晴らしい出会いがありました。また、下手くそながらも鍼灸治療を通してたくさんの患者さんに感謝もしてもらえました。そして、医道の日本社様とのご縁もあり、たくさんの本を出版させていただくという信じられないことも起こりました。
ここ最近、国家試験の難易度がどんどん高くなっていて、勉強が本当に大変だと思います。ですが、鍼灸師の資格には物凄い可能性が秘められています。諦めず、最後まで頑張って、素晴らしい鍼灸師になってください。応援しています!
いかがでしたでしょうか?「でる兄シリーズ問題集」は、ひとりでも多くの受験生の手助けとなるようにと、原田先生ご自身が実際の受験生の立場になって自らイラストも制作し、可能な限りの工夫を盛り込んだ類のない問題集です。日ごろから、受験を控える最終学年の学生や多くの生徒の方々と過ごし、科目ごとに、一人一人がそれぞれ苦手とする箇所や傾向、得意とするポイントなどを実際に見ている原田先生だからできることですね。来る受験に備えて、教科書を理解するための参考書としてもおすすめのシリーズです!
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(電子版には赤シートは付属していません)
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