(10)頚部平行移動テクニック
適応
- 冷たいむち打ち症
- 頚部の可動性の問題、緊張、痛み
- 緊張性頭痛
- 斜頚
目的
- 頸部椎間関節とそれに関連する靭帯の制限を評価して、リリースする
- ルカウ
- 頚部平行移動テクニックです。脊柱の平行移動、頚部椎骨はたくさん積まれたコインを想像します。全体の頚椎を横に動かします。たくさん積まれたポーカー・チップやコインを左右に等しく動くか見るような感じです。
頚部下部から始め、左、右、左、右へと積まれたコイン全体を動かします。患者はこっちには簡単に動きますが、そっちは簡単ではありません。同じように感じますか?
- 患者
- ええ。
- ルカウ
- こっちは簡単、そっちは簡単ではありません。コインの山全体を確認し、動かない場所に戻り、対象にします。ここでは同じ感じですが、下でははっきりとして、今は上ではっきりしています。また、こっちは簡単、そっちは簡単ではありません。この場所、4分の1の場所に戻りましょう。ここでは、左は簡単で、右は難しかったです。カメラがあるので、逆にしましょうか。ちょっとの間、ふりをしましょう。
- 患者
- わかりました。
- ルカウ
- 両側をやりますので。反対で考えましょう。こっち、左に行くのは難しいとしましょう。行おうとしているのは、支点で側屈することにより、さらに左に滑らせるようにすることです。支点である私の手指は左に行かない部分をさらに左に行くように促しています。もう一度行います。こちらには簡単に行かないとしましょう。支点で側屈してこちらに行くようにします。それから待ちます。快適な限界まで持っていき、圧迫をくさびにとどまらせて、靭帯が反応するのを待ちます。しばらくかかります。数回呼吸する間です。
- 女性
- 横突起の間に手を置いていますか。
- ルカウ
- たくさん積まれたコインのような椎骨を想像します。コインの端を押しているだけです。
- 女性
- つまり、椎骨の上ですね。
- ルカウ
- はい。小さい隆起を感じます。ポーカー・チップが補助教材で必要ですね。これを押さえてくれますか。ありがとうございます。
- 患者
- 持ちます。
- ルカウ
- 骨ばった部分を感じれば、そこで、傾けて側屈させ、動かない方向にさらに側屈させます。すみません。動かない方向にさらに平行移動させます。
- 女性
- つまり、左に頭部を動かすのに苦労する場合、右に側屈するということですか?
- ルカウ
- 左へ動かすのに苦労する場合、左に押すことで分節を左に動かすようにし、そこで右に側屈させます。
- 男性
- コインの1枚が片方には簡単に動くが、逆に動かすのは難しい場合、難しいほうに傾けないのですか?
- ルカウ
- これは直接的なテクニックです。難しい方向に持っていき、反応を待ちます。難しい方向はとても明らかで、動いてほしい部分です。制限を感じるいくつかの場所で行い、再確認します。いくつかの指針の一つは、1枚のコインだけを動かさないことです。はい。頭部を含むすべての山を動かし、運動の焦点となる単体として手指で動かす。他の指針は側屈して、待つだけ、です。反応を待ちます。くねくねする必要はありません。マッサージする必要はありません。軽擦する必要もありません。待つだけです。傾けて、待てば、溶けるでしょう。動くようになります。ご質問は? このテクニックはとても役立ちます。すべてのワークショップから1つのテクニックを選ばなければならないなら、これを選ぶでしょう。無人島に行って、テクニックを1つだけ持って行けるなら、頚部ワークショップのこのテクニックを持っていきます。これはたくさんのことに使えます。
- 女性
- 制限より上で行いますか?
- ルカウ
- 私は底部から始めます。上に向かって全部確認していきます。制限があった部分に戻り、動かない方向への制限をリリースします。
(最後のインタビュー部分の訳は割愛)