(17)上腕関節包テクニック
適応
- 「凍結肩」を含む肩甲上腕関節の痛みや運動制限。
- 回旋筋腱板の痛みや運動制限。
- 急性期を過ぎた損傷や術後。
目的
- 肩甲上腕関節の関節包と靱帯の適合性を評価し、正常に回復させる。
- ルカウ
- 顔を向こうに向けてくれますか。大丈夫ですか?
- 患者
- ええ。
- ルカウ
- 上腕関節包テクニックで行うのは、回旋筋腱板をしっかりつかみ、上腕骨を動かします。回旋、外転、内転です。私の母指と四指で肩関節周辺を触診し、制限を確認します。運動は患者の上腕骨から生じています。患者の肩にある私の右手はそれほど動きません。制限されている場所を見つけるのに動かすぐらいです。圧迫を感じますか?
- 患者
- ええ。
- ルカウ
- これは本当に役立つ運動です。マスターすれば、多くの人が恩恵を受ける運動の一つです。ただし、患者があなたよりずっと大きければ、ふさわしくないかもしれません。手が上肢帯や重量挙げ選手の寸法に足りないなら、直接できる他のやり方はわかりません。別の選択肢となるのは、腹臥位の回旋筋腱板テクニックです。あなたと同じサイズや小さいサイズなら、これは上腕骨の下方滑走と回旋の制限をリリースする有効な方法です。質問はありますか? 昼食後は静かですね(笑)。後ろは見えますか? 見える場所に自由に移動してください。
- 患者
- 快適になりました。
(最後のインタビュー部分の訳は割愛)