(5)支帯テクニック

適応
  • タイプ2の背屈制限。
  • 足関節の滑液包の炎症や神経痛。
目的
  • 層を分離し、筋膜組織の適合性を増加させる。
  • 深部施術を行う前に、下腿の外層を準備する。
ルカウ
支帯テクニックを始めましょう。支帯は足首の飾りやブレスレットみたいなものです。何人かから聞いたことがありますが、支帯は解剖学の本のようにはっきりしていないそうです。実際は、浅筋膜を包む線維に近いです。ですから、解剖書にある足首の小さな飾りのようには考えないで、足部と足関節全体を包む浅層のように考えてください。靴下、パンスト、タイツみたいに。これから行うのは、支帯を引き上げることで、支帯が結合してその下の靭帯の循環や流れを止めていないかを確かめます。四指の背で、浅層レベルを少しこすっています。最近聞いたんですが、初期のロルフィング®のクラスでアイダ・ロルフは受講生にパンストを履かせたそうです。男性にも女性にも。捲ったパンストで歩かせて、表面がねじれるとどんな感じか知ってもらったそうです。私はやったことがないんですが、みんなでやってみますか。
女性
見てみたいですね。
ルカウ
そうですね。今、パンストを伸ばしています。ここ、拘束して、もつれて、ねじれた部分をまっすぐにします。足関節と足の甲のまわりをとかし、ほどいていきます。これで望み通り内側に空間を作ることができます。

(最後のPR映像の訳は割愛)